『500日のサマー』女心がわかる?

『500日のサマー』は2009年に公開された映画です。恋愛をしたときのなんとも言えない不思議なほろ苦い感覚を呼び覚まされ、最後にはほっこりと笑顔になれる映画です。

主人公に感情移入できる映画

男性にとっては、主人公であるトムに感情移入ができそうな映画です。ロサンゼルスのグリーティングカード会社で働いているサラリーマン青年のトムは、恋人もおらず地味で冴えない毎日を送っています。職場はおばさんおじさんばかりで面白くありません。この時点ですでに感情移入しかけてしまいます。シチュエーションはおしゃれですが、その内容は現実的な社会の様子です。

その職場に新たにやって来たのが美人のサマーです。その美貌に一目ぼれしてしまったトムは、サマーと偶然エレベーターに乗り合わせたときに聴いていた「ザ・スミス」について「私も好き!」と話しかけてくれたことをきっかけにして会社のカラオケパーティーで仲良くなります。

私のこと好き?と聞く美女

パーティーの帰りに外で2人きりになったとき、サマーはトムに「私のこと好き?」といきなり聞いてきます。トムはもちろんドキドキしながらイエスと答えますが、「友達になりましょう」とサマーに言われます。このときすでに何かヘン?と感じてくるのがこの映画のポイントです。

要は、付き合っているつもりの男の側とただの友達感覚で付き合っている女性側のギャップがあるのです。徐々に親密になっていく2人ですが、トムに対してサマーは「真剣に付き合う気はないの」と宣言。なんだかわからないまま、それでも部屋に招いてくれたりと恋人的な関係が続きます。

しかし喧嘩をしてしばらくたってから会ったサマーは、なんと恋人を作っていました。しかもその男性との出会いについて「あの日、私があそこにいなかったら出会ってなかった」と、運命の出会いであると強調します。

これは完全に盲点でしたが、物語の男性側は女性とは出会いを運命と感じていたものの、女性側はまったくそんな風には感じておらず、新たな出会いを運命だと受け止めてしまったのです。

男性はロマンチストが多いですから、自分が運命だと感じると相手もそのように思っているように考えがちですが、実はそうではないのですね。女性が何を考えているのかはまったくわかりません。

この映画では結局、他の人に運命を感じてしまったサマーとトムがお別れしてしまいます。トムは可哀想ですが、運命の出会いを信じている彼に神様はラストシーンで希望を与えてくれます。本当に映画史に残る素晴らしいラストシーンです。

『500日のサマー』で感じてほしいのは、恋愛かどうかわからないような微妙な男女のドキドキする感覚です。恋する気持ちに年齢は関係ありません。この映画で新鮮な気持ちなってもらえたら嬉しいです。


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