エマニュエルが変えたポルノの常識

1974年に世界的に大ヒットしたフランス映画「エマニュエル夫人。エマニュエル・アルサンの小説を映画化したもので、主役のシルビア・クリステルのアンニュイな美しさと、みごとな映像美がマッチしたすばらしいポルノ作品です。ポルノと言っても「ソフト・ポルノ」で、ハードなセックスを描いてはいませんが、全編にわたって数多くのセックスシーンがあります。

日本では「映像美」「男女の真の愛」「女性の美しさ」などが宣伝され、芸術性をメインにした作品として紹介されました。そのため女性でも気楽にチケットを買えたため、映画館に女性が殺到し記録的な大ヒットとなりました。ポルノの常識を覆した傑作で、女性向けポルノ映画とも言われたりすることもありますが、男性にこそ向いている映画です。その後の日本の「ロマンポルノ」にも大きな影響をあたえました。
エマニエル夫人 | Movie Walker

飛行機の中でのセックスシーンはドキドキもの

外交官の夫がタイのバンコクに勤務することになり、エマニュエルはタイに向かいます。夫は性に対して開放的な考え方を持っており、エマニュエルにさまざまな行為を経験させ、性的に高めていこうとしています。夫の「互いに束縛しないで自由に他人との肉体関係を持つ」という考え方に、初めのうちは抵抗を感じていたエマニュエルも、しだいに自分を解放していきます。

タイに着いたらすぐに夫とセックス。マスターベーションあり、レズビアンとのセックスあり、露出や他の男性との性行為などもありと、アブノーマルな行為を次々と楽しみます。

飛行機内では見知らぬ男性に見つめられているうちに興奮したエマニュエルは、座席でセックスをしている妄想をしてしまいます。妄想により乱れたエマニュエルの肢体を観た男性は席を立ち、彼女を抱き上げトイレに連れ込んで本当にセックスをしてしまいます。このエロティックな場面は映画の中でも特にドキドキものです。

ストーリーそのものに深みがあるわけではありませんが、映像のつくり方がとても上手で、絵画のような美しさなのに、普通のポルノ映画の何倍もエロティック。ポルノなら一度観てしまえば何度も繰りかえし観ても楽しくはありませんが、この映画のすごさは、何度も楽しめること。ただのポルノではありません。若いころに観たことがあるという人も、また観てみればこの映画のすごさがわかるはずです。


「エマニュエル夫人」は、映像美でポルノの芸術性を高め、生々しくないのに超エロティックにした大傑作のポルノ映画。エロスの本質を観られる名作です。


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